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2011年10月20日木曜日

生地講座 ドビーって何?


本日ご紹介するのは


7000 ドビードット

このドビーという言葉よく聞きますよね。

ではなぜドビーというかご存知ですか?

織機の話

  • シャトル織機
  • レピア織機
  • ジェット織機
大きく分けると織機はこの3つに分かれると以前このブログでも紹介しましたね。
その記事はコチラ

さらにジェット織機の中には
  • 空気で糸を飛ばして織るエアー織機
  • 水で糸を飛ばして織るウォータージェット
があります。

さらにその中でも
  • ドビー織機
  • ジャカード織機
があります。

ドビーとは織機の種類の名前なのです。

ではドビーとはなんなのか。

いろんな織の生地があります。
テーブルクロスなどは色を使わず織だけでいろんな美しい模様を出していますよね。

あのような複雑な織ができるものをジャカード織機
それ以外の簡単な織、例えば今日ご紹介した7000や8100
0629

などがドビー織機で織ったものです。

一般的に景気が良くなるとプリント、ジャカードが流行り
悪くなると先染めのちょっと地味なものが流行ると言われています。

華やかなものが着たくなるからだそうです。

いい時代がくるといいですね!





2011年10月14日金曜日

生地の表裏のハナシ①



よくお客様から

この生地の表ってどっちですか?

というお問い合わせをいただきます。


その時には

僕ら作り手は裏表を意識して作りますが、本当は裏表なんてないんですよ。


とお答えさせていただいています。

例えば裏表が分かりやすいのはサテン。

でも自分が表にしたい方を表にすればいいんです。

一般的には光沢がある方が表ですが、ちょっと光沢を控えめにして
ドレープ感だけ生かしたいと思えば裏を表にしたり。

そういう自分だけのコダワリを持てるのが洋裁のいいところでもあると思います。

以上生地講座でした!





織機について

生地幅の話に続き

◇織機の話

  • ジェット織機
  • レピア織機
  • 力織機(シャトル織機)
前回の生地で織機には大きく分けてこの三つがあるのをご紹介しました。

上二つが"高速織機"と呼ばれるもので、読んで字のごとく、非常に速いです。

その下の力織機が今流行りの織機ですね。昔の織機で遅く、職人が
ヨコについていて止まったら調子を合わせて・・・という非常に手のかかる織機なのです。
それに数が少なくなってきています。木の船のようなもの(シャトル)が糸を積んで行ったり来たりします。
その木を微調整できる職人が非常に少なくなってきているのも織機がなくなってきている
原因の一つでしょう。
運動部だった方はシャトルランという言葉を聞いたことがあると思います。
あれも行ったり来たりしますよね。あとスペースシャトルとか。。
当然織機の方が歴史が古いわけですから織機のシャトルからできた言葉なんですね。

ハナシがそれました。。

またその3種の織機の中にもいろんな種類があります。
  • 複雑な織模様の生地が織れるジャカード織や
  • 着尺の着物用の織機などなど。

◇シャトル織機と高速の違い

何が違うと思いますか?当然職人の気合いも入っています。

風合いが違うのです 

洋裁でいえば高速織機はミシン シャトル織機は手縫い といったカンジですね。

シャツなどはミシン縫いが向いていますが着物は手縫いのふっくらとした感じが向いています。

今はナチュラルブームでふっくらとした生地が流行っていますよね。
そうしたニーズと産地のセルビッチ(両耳に赤い糸を入れる)ブランド化が成功した結果
今力織機はどこもいっぱいで数年先の予約も入っているんだとか。

 当店でもシャトル織機を使って織った生地があります。
代表的なもので938のギンガムチェック。ビンテージギンガムと呼んでいます。

938 ビンテージギンガム

2000の生地も一部、シャトル織機を使っています。
2000シリーズ。無地、ギンガム、その他チェック揃えています。

 共にあえて当店では固仕上げでシャキっとした生地にしています。
でもどこかやわらかい そんな雰囲気に仕上げました。
ぜひ触ってみてください。サンプルも御座います。

以上生地講座でした!


生地の裏表 ②



お客様から生地の裏表について教えてほしいというお問い合わせがありました。

前回はカンタンにお話しました。→生地の裏表 ①

前回のまとめで結論から言えば好きな方を表として使えばいい

ということでした。(適当すぎ?)

さて今回は詳しい編です。
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まずはこの生地を見てください。ちなみに8660の綿100ツイルです。


右、左どちらが表か分かりますか?

正解は左です。簡単ですね。


ツイル(綾織)の表側 綾線が左上に向かって伸びています。 

こちらは裏側。分かりにくいですがこれは綾線が右上に伸びています

左が耳なのでこの方向がタテです。



◇綾線のコト

考えたことありますか?

右上に上がっているとか左上に上がっているとか、言いましたよね。
糸を見てみましょう。

タテ糸を一本取り出してみました。
糸というのはどちらかの方向に撚って出来ています。
つまり反対によれば元の綿の状態に戻るはずなのです。


ふわふわの状態に戻りましたね。この撚ってある方向がポイントです。

S撚り、Z撚り。そんな言い方をします。
右上に線が出るような撚り方がZ 逆がSです。

通常紡績会社は、Z撚りで綿を撚ります。

さてここで先ほどの右上がり、左上がりの話です。


 A、Bどちらが表として正しい綾線だと思いますか?

正解はAです。もちろん、企画の時点でBのツイルを作ることも可能ですが
繊維学的には間違いです。

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では、なぜか

普通の単糸はZ撚りです。右上がりです。

Aの糸撚りとは反対の綾線にすることで粘りがあり、強いしなやかな生地になります。

Bの右上がりのツイルにするとサクっとしたボイル生地のような手触りになります。

あえてそのサク感を狙ってZ撚糸使いの右上がり綾を作ることもあるらしいのですが
それは特別ですね。

だから表が右上がりになっているツイルを見つけたら
"ははーん 間違っているか、そういう風合いを狙っているのかどっちなんだろう "
そんなことも思えますね。

ぜひおうちにツイルがあったら見てみてください。ほとんどが左上がりが表になっていると思います。

生地講座 生地の裏表 ② おわり
生地の裏表 ①はこちら





生地幅について


◇生地幅について

生地がどのようにできているか分かりますか?


このような感じで織られています。
織られた生地は太いパイプのようなもの(普通のものは1.3mくらい?)にぐるぐる巻かれていきます。
広幅になればこの鉄のパイプも大きくなっていくわけです。

両端の太い線がだと思ってください。

その幅が生地幅です。

うちの生地だとだいたい112cm乱です。

このピンと張ったタテ糸の横をヨコ糸がいったりきたりすることで生地が出来上がっていきます。

糸が行ったり来たりするのにもいろいろありまして

  • エアー織機
  • レピア織機
  • 力織機(シャトル織機)
などがあります。

以上生地講座でした!

織機の話はまた次回。。

→続き 織機のハナシ